「パーソナルトレーナーは、資格がなくてもなれる」と聞いたことがある人は多いと思います。
確かに、パーソナルトレーナーという仕事は、資格を持っていなくてもなれます。
例えば、医師や看護師、理学療法士などは、それぞれ国家資格を取得しなければ業務を行うことができません。
一方で、パーソナルトレーナーには国家資格は無く、あるのは民間資格が主です。
そのため、トレーナー未経験で資格を取得していなくてもパーソナルトレーナーを名乗って業務を行う事ができます。
しかし、パーソナルトレーナーとして活動していく上では、トレーナー資格の取得をおすすめします。
その理由を、この記事でしっかりとお伝えしていきますね。
トレーナー資格を取得した方が良い理由

確かに、パーソナルトレーナーには資格は無くてもなれます。
しかし、これからパーソナルトレーナーになるには、資格は取得した方が良いでしょう。
その理由は、以下の3つです。
最低限の指導スキルを身につけるため

パーソナルトレーナーに必要なスキルは、トレーニング方法だけではありません。
- トレーニング知識
- 栄養に関する知識
- 伝える力、コミュニケーション能力
- 観察、洞察力
- ホスピタリティ
お客様とマンツーマンで長い時間関わる仕事なので、様々なスキルが必要になります。
トレーニングのやり方を知っているのと、お客様に指導できるスキルは全く別物です。
未経験・無資格で最低限の指導スキルもない状態で、パーソナルトレーナーになってしまうと、お客様に対して良いサービスを提供できません。
資格を取得する過程で、様々なスキルを学ことが出来るので、指導経験がない人は必ず取得しておくべきです。
企業、お客様からの信頼につながる

トレーナーの資格を持っていると、企業・お客様からの信頼を得ることが出来ます。
近年、フィットネス市場の拡大に伴ってパーソナルトレーナーの数も増加、未経験・無資格でトレーナーになる人も多くいます。
トレーナーを雇う企業側としては、質の高い即戦力のトレーナーを獲得したいと考えるので、資格保有者の方が信頼され、優遇されるでしょう。
また、指導を受けるお客様としても、無資格の指導経験がないトレーナーよりも資格、知識を持っているトレーナーから指導を受けたいと考えます。
資格を持っていることで、転職にも有利になります。
待遇のいい企業に就職したい人は必ず資格を取っておきたいですね!
トレーナーとしてのプロ意識

パーソナルトレーナーはお客様の身体を扱う仕事なので、怪我や事故のリスクを伴います。
近年はパーソナルトレーナーの数が急増、無資格のトレーナーも増えた結果、指導中の怪我などの事故の報告が増えているのです。
『スポーツジム等におけるパーソナルトレーニングによる事故及び健康被害に係る事故等原因調査について』
その背景には、トレーナーの数に対しての指導や育成が追いついていないという現状があります。
パーソナルトレーナーとして活動していく以上、これらのリスクを避け、お客様により質の高い指導をする『プロ意識』が大切です。
未経験でなれるからといって無資格でトレーナーになるのではなく、最低限の基本知識、リスク管理を身につけるためにも、トレーナー資格は取得しておきましょう。
トレーナー資格を取得するメリット

パーソナルトレーナーの資格を取得するメリットは多くあります。
条件の良い企業に就職しやすい

先述したように、トレーナーの資格を持っていると無資格のトレーナーと差別化を図る事ができ、企業側からの信頼を得られ、就職・転職に有利になります。
そのため、給料や福利厚生などの待遇が良い企業から内定をもらえる可能性が高くなります。
トレーナーに必要な知識を深められる

トレーナー資格の取得する過程で、トレーナーに必要な知識やスキルを学ことが出来ます。
トレーナーに必要な知識とは、トレーニングに関する事はもちろん、解剖学や運動生理学、栄養学の他、指導やコミュニケーションスキルなどです。
これらの知識を学ぶだけでなく、取得後もそれぞれの協会でセミナーなどを通してトレーナースキルをアップデートし続けることが出来ます。
トレーナーを仕事として活動し続けるなら、常に最新の情報を入手できるように資格を取得しておくことが大切です。
収入を上げられる

トレーナー資格を取得していると、収入を上げられる可能性が高くなります。
先述したように、給料面が良い企業に就職できたり、インセンティブ制度を導入している企業であれば、お客様からの信頼を得ることで人気トレーナーとなり、売上を伸ばすことも出来ます。
結果的に、収入を上げることが出来るでしょう。
おすすめトレーナー資格一覧

トレーナー資格を取得したいと考えている人の中には、どの資格を取れば良いのか迷っている方も多いのではないでしょうか?
トレーナーの民間資格は多いですし、どれが良いのか迷いますよね。
これからトレーナーを目指すという方は、こちらの資格がオススメです!
- NSCA-CPT
- NSCA-CSCS
- NESTA-PFT
- JATI-ATI
- 健康運動指導士
こちらの記事では、これらのトレーナー資格と特徴についてまとめているので、ぜひ参考にしてくださいね!
トレーナー資格の取得方法

トレーナーの資格取得には、主に2つの方法があります。
独学で学んで資格試験に合格する
トレーナーの民間資格の中には、独学で学んで資格試験に合格すれば資格が取得できるものもあります。
独学であれば、自分のペースで資格の勉強が出来るメリットがあります。
一方で、未経験の人がトレーナー試験に合格するには幅広い専門知識も自分で学ぶ必要があるので、その分時間と労力を要するでしょう。
試験に合格する確率も、カリキュラムを組んで学んだ人と比較すると低い傾向にあり、何度も試験を受けることもあり得ます。
トレーナー養成スクールで資格取得
独学で資格取得に自信がない人は、トレーナー養成スクールで資格取得までをサポートしてもらう方法が効率的といえます。
トレーナー養成スクールでは、資格取得までの勉強だけでなく、就職先の紹介をしてくれるところもあります。
社会人でも仕事をしながら通えたり、オンラインで講師からのサポートを受けられるため、安心して資格取得を目指すことが出来るのは大きなメリットです。
資格取得に関していえば、独学と比較して費用がかるというデメリットはありますが、プロの講師から知識を得られるだけでなく、就職までサポートをしてもらえると考えれば十分に価値があるでしょう。
出来るだけ短期間で資格取得をして、パーソナルトレーナーになりたいという人は、活用することをおすすめします。
ASPトレーナースクールは、様々な資格の取得に対応しており、オンラインでも受けられるのでオススメです。
株式会社 ASPIREST | トレーナー養成学校 |
おすすめポイント | ・プロのトレーナーのマンツーマン授業 ・国際認証資格合格者・合格率は業界No.1 ・最短2ヶ月でトレーナー資格が取得可能 ・月々1.6万円〜受講できる ・仕事をしながらでも資格取得ができる ・資格取得後、内定取得まで永続的なサポート |
取得資格例(国際認証資格) | ・NSCA ・NESTA ・NASM |
養成校校舎 | ・北海道、神奈川、東京、千葉、埼玉、愛知、大阪、福岡に30校以上 ・オンライン対応で通わなくても受講可能 |
パーソナルトレーナーになるなら資格を取得しよう!

パーソナルトレーナーには、資格を持っていなくてもなれます。
しかし、だからと言って資格や経験がないままパーソナルトレーナーとして活動していくことはおすすめできません。
経験や資格が必要なくても名乗れてしまう仕事だからこそ、そこにはリスクが伴います。
自信を持って正しい指導ができるようになるためにも、トレーナー資格を取得して質の高いトレーナーになりましょう。
資格を取得すれば、企業やお客様から信頼を得られるだけでなく、自身のキャリアアップにも繋がるはずです。
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